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世界の皆さん、こんにちは。
ベトナムは先週10日(土)、旧暦の新年にあたるテト(ベトナムの正月)を迎えた。
ベトナム人にとってテトは、一年を通して最も大切にしている行事で、この時期になると普段はハノイやホーチミンの都心部に住んでいる人たちが一斉に地方に帰省するため街は閑散とし、市内のレストランやショップの多くが休業する。
ハノイで外国人旅行者から人気の旧市街も通常の4割くらいの店舗が休業している。
一方で、旧市街から程近い市民の憩いの場として親しまれるホアンキエム湖周辺では、伝統衣装のアオザイを着て湖を背景にテトの家族写真を撮影する家族連れの姿が多く集まっている。
外国人は欧米や中国、インドからの旅行者が多く、日本人の姿はほとんど見られなかった
また、JTB総合研究所によると、昨年ベトナムを訪れた日本人者数は62,000人で、航空券代が割高なテト時期を考慮せずとも、コロナ前の2019年の952,000人と比べても未だ回復には至ってない。
凄まじい数のバイクが行き来する活気溢れるベトナムを求めて旅行に来ている人にとってこの閑散とした町の雰囲気は少しもの足りないと感じるかもしれないが、ガイドブックに載っている観光スポットですら人通りが少ないためゆっくりと写真撮影を楽しむことができ、この時期ならではの独特な雰囲気を味わえる。
ホーチミン廟やハノイ大教会、水上人形劇鑑賞や市内周遊バスなどはテト期間中も開催されている。
テト期間中は、一部の飲食店やホテルの料金が通常料金の1.5倍〜2倍に値上がっているため注意が必要。
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