ネコ型ロボットを題材にした新作アニメ作品『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』がベトナムの興行収入で大ヒットを記録した。
ホーチミン市 - ネコ型ロボットを題材にした新作アニメ作品『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』がベトナムの興行収入で大ヒットを記録した。
ベトナム全土の映画興行収入の統計を行うボックスオフィスベトナム(Box Office Vietnam)によると、5月24日に公開以来、総額1,090億ドン(約670万円)以上の収益を上げているという。
ネコ型ロボットが出演するアニメ作品は、ベトナムの映画興行収入ランキングで連日トップの座を維持している。
『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』は、毎年公開されるドラえもん映画シリーズの第43作目であり、毎年多くのファンにとって待望の映画シリーズである。
この映画は、学校で行われる演奏会に備えて、のび太が苦手な楽器であるリコーダーを練習することを中心にストーリーが展開される。
のび太のぎこちない「ノ」の音に興味を惹かれた不思議な少女ミッカは、ドラえもんとのび太、そして彼らの友人たちを、音楽の力をエネルギーに変える惑星にある「音楽(ファーレ)の殿堂」に招待する。
この殿堂を救うため、ミッカは彼女と一緒に演奏してくれる音楽の「名人」を探しているのである。
ドラえもんたちは「音楽家ライセンス」という魔法の道具を使って楽器を選んでミッカと一緒に演奏し、殿堂を少しずつ復活させていく。
しかし、世界から音楽を消し去ろうとする恐ろしい脅威が危険なまでに地球に近づいていた。
イマイ・カズアキ(今井一暁)監督によるこの映画は、いたずら好きなネコ型ロボットのドラえもんとのび太のファンたちを楽しませてくれる、親しみやすく魅力的な物語である。
この映画のベトナム国内での収益は、今後数日間は引き続き上昇すると見込まれている。
『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』は、過去43部作の中では傑出した作品ではないかもしれない。しかし、幸運なことに映画公開がちょうどベトナム人が映画に行く時期で、特に夏休みの時期と重なったこともあり、学生や家族連れ、幼少期を懐かしむ大人たちなど多様なファン層がターゲットとなった。
ベトナム語字幕が付けられた1992年から現在までの32年にわたり、ドラえもんは今もなおベトナムで不動のブランドで、世代を超えて愛されている。
ドラえもんは、オンライン配信や映画上映の両方を通じて新たな世代のファンに届けてきた。
ドラえもんが劇場で大ヒットを生み出している一方で、多くのファンが心を安らげる糧としてオンライン配信視聴を楽しんでいる。
【翻訳編集:Kaisei World】
原文:Viet Nam News/ Doraemon: Nobita and the Symphony of the Earth scores with local audiences/ June 07, 2024 - 15:09
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