2024年の世界幸福ランキングで、ベトナムは54位に上昇し、2015年以来のランキングで最も高い順位となった。
国際幸福デーの3月20日に発表されたこの報告書によると、143の国と地域の人々を調査し、2021年から2023年の各国民の生活水準を評価した3年間の平均に基づいて幸福度をランク付けした。
経済学、心理学、社会学などの各分野の専門家が、GDP、平均余命、頼れる人の存在、自由度、寛大さ、汚職に対する認識という6つの要素を用いて、国や時代による変化について説明した。
これらの各要素のデータは、世界銀行や世界保健機関(WHO)、グローバル調査団体Gallup World Pollを通じて集められた。
世界幸福度報告書の声明によれば、「これらの要素は国家間の違いを説明するにはいいが、ランキング自体は人々が自分の生活について評価するよう求められたときの回答にのみ基づいている」という。
ベトナムは2015年に158か国中75位、昨年は137カ国中65位にランク付けされた。
シンガポールは2年連続でアジアで最も幸福な国となり、世界30位である。
アジアでは台湾、日本、韓国、フィリピンが続き、ベトナムが6位、タイ、マレーシア、中国の順位であった。
世界的にはフィンランドが7年連続で総合ラインキングのトップとなり、デンマーク、アイスランドがそれに続く。 上位3位は昨年と変わらない結果となった。
このレポートでは初めて、年齢層別のランキングが発表されているが、総合ランキングとは大きな違いが表れる結果となった。
30歳未満ではリトアニアがトップであったが、60歳以上ではデンマークが最も幸福度の高い国となっている。
この報告書では、1965年より前に生まれた人は、1980年以降に生まれた人に比べて、一般に幸福度が高いことが示されている。
ミレニアル世代の場合は、年齢を重ねるごとに人生の満足度が顕著に低下しており、ブーマー世代の場合は、満足度は年齢とともに高まる傾向がある。
この調査では、世界中で 15 歳から 24 歳の青少年と若年成人が、彼らよりも上の世代に比べて人生の満足度が高いことを表しているが、この格差はヨーロッパでは縮まりつつあり、北米では近年逆転している。
さらに2019年以降は北米、西ヨーロッパ、中東、北アフリカ、南アジアなどの地域で、15歳から24歳の幸福度が低下していることを示しているが、世界のその他地域では改善が見られていると指摘している。
アフガニスタンは依然として最も幸福度の低い国である。 レバノン、レソト、シエラレオネ、コンゴも最下位にランク付けされた。
【翻訳編集:Kaisei World】
原文:VnExpress/ Vietnamese are 6th happiest people in Asia: report/ By Minh Nga March 20, 2024 | 04:43 pm GMT+7
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