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【バッチャン村】クラフト好き必見!ハノイから30分 〜バッチャン焼きの村をめぐる半日旅〜

  • 執筆者の写真: Kaisei Hải
    Kaisei Hải
  • 19 時間前
  • 読了時間: 3分
「バッチャン村の陶器市場に陳列されている伝統工芸「バッチャン焼き」(写真:KAISEIWORLD)」の写真
バッチャン村の陶器市場に陳列されている伝統工芸「バッチャン焼き」(写真:KAISEIWORLD)

Hello, world!

世界の皆さん、こんにちは。KAISEIWORLDです。


今回訪れたのは、ハノイからほど近いバッチャン村(Bát Tràng)。

ベトナム観光の定番スポットとして、たびたびガイドブックにも取り上げられているこの村は、伝統工芸「バッチャン焼き」の故郷として知られています。ここでは、つくる人の温もりと、何百年と続く手仕事の美しさに出会うことができます。

都会の喧騒から少し離れて、ゆったりと“土にふれる”半日旅を楽しんできました。


ハノイからのアクセス:小さな陶器の村へ

「バッチャン焼き陶器マーケット通り(写真:KAISEIWORLD)」の写真
バッチャン焼き陶器マーケット通り(写真:KAISEIWORLD)」

バッチャン村は、ハノイ旧市街から南東に約13km、タクシーなら約30分〜40分で到着します。Grab(配車アプリ)を使えば、片道150,000ドン前後(約800円)で行ける手軽さが魅力です。

公共バスなら、ハノイバスターミナルから47番の路線バスが村の入り口まで通っており、ローカルな移動体験がしたい方にはこちらもおすすめです。


村に息づくバッチャン焼きの文化

「バッチャン村にある工房(写真:KAISEIWORLD)」の写真
バッチャン村にある工房(写真:KAISEIWORLD)

村に入ると、あちらこちらに陶器を焼く窯や工房があり、すぐに“ものづくりの空気”に包まれます。

バッチャン焼きの特徴は、白地に青や赤、緑の絵付けが施された手描きの繊細な模様と、手作業のぬくもりを感じる素朴な質感。何百年にもわたり、ベトナムの暮らしに寄り添ってきた器たちは、今も一つひとつ職人の手によって作られています。


バッチャン陶器市場で、器と出会う

村の中心部には、バッチャン焼きの陶器市場があります。天井付きのアーケードの下には、カップや壺、ランプ、食器などがずらりと並び、どこを見てもカラフルで独創的な器だらけ。

なかには、「父から技術を学び、今は息子に教えている」という三世代続く職人さんの店も。観光客向けの商品もあれば、地元で実際に使われている器もあり、日常と文化が混ざり合う市場としての魅力があります。

私も自宅用に花瓶をひとつ購入し、ベトナムの国花である蓮の花を生けて楽しんでいます。


バッチャン焼きミュージアムで、知る・感じる・学ぶ

「建築家ギアによってデザインされたバッチャン焼きミュージアム(写真:KAISEIWORLD)」の写真
建築家ギアによってデザインされたバッチャン焼きミュージアム(写真:KAISEIWORLD)

市場で伝統工芸を見たあとは、「バッチャン焼きミュージアム(Bát Tràng Museum)」にもぜひ立ち寄ってみてください。

建築家ヴォー・チョン・ギアによるユニークなデザインの建物内では、バッチャン焼きの歴史、技法、そしてベトナム陶芸の進化を学ぶことができます。展示品だけでなく、らせん状の回廊や土の壁に囲まれた静かな空間そのものが芸術作品のようです。


<入館料>

  • 大人:50,000ドン(約300円)

  • 子ども(身長120cm未満):無料

  • 団体や教育機関向けの割引制度もあるそうです(窓口にて確認)。

※入場料には一部展示エリアの利用が含まれており、作陶体験や特別展は別途料金が発生する場合があります。


まとめ:つくる人の気配にふれる旅

バッチャン村は、派手な観光地ではありません。でも、だからこそ人の手から生まれる文化や暮らしの美しさに、静かに触れられる場所です。

ハノイに滞在中、数時間だけでも、“旅”から“生活”へと視点を少し変えて、バッチャンの器たちと向き合ってみてはいかがでしょうか。


それでは、次の旅先でまた会いましょう。Good luck & safe travels from KAISEIWORLD!

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