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【メコンデルタ珍道中!】クメール文化が息づく静かな楽園(チャビン省)

  • 執筆者の写真: Kaisei Hải
    Kaisei Hải
  • 2月17日
  • 読了時間: 4分

更新日:4月27日

「ハノイ、2月中旬頃まで掲げられているテトを祝う看板(写真:KAISEIWORLD)」の写真
ハノイ、2月中旬頃まで掲げられているテトを祝う看板(写真:KAISEIWORLD)

世界の皆さん、こんにちは。


テトが明けてから3週間ほどがたち、ベトナムの社会活動は通常通り動きはじめましたが、未だにテトの装飾品や「CHÚC MỪNG NĂM MỚI(ベトナム語で「あけましておめでとう」)の意)」と書かれた横断幕などが町の至るとことに飾られています。

場所によっては、来年のテトまで取り外さないこともよく見かけます。


さて、今回は、このテト期間中に、バイクで南部メコンデルタ地域を巡ったツーリング旅についてご紹介したいと思います。


9日間、1000キロの旅スタート!

「ヘルメットにカメラを装着して出発する様子(写真:KAISEIWORLD)」の写真
ヘルメットにカメラを装着して出発する様子(写真:KAISEIWORLD)

私はかねてから「ベトナム63省すべてを訪問する」という目標を掲げており、その一環として今回は出発地のホーチミン市から通過を含む全9省を巡り、9日間の総走行距離は約1000キロでした。

ちなみに、昨年のテト期間中はベトナム北部の山岳地サパに行ったのですが、この時期は冬の季節で、写真で見るような緑の棚田の景色はなく、ベストシーズンではなかったこともあり、今回は南部を旅することを選択しました。


1月25日午前5時、日中多くの観光客が訪れる1区中心地のバクザン港やグェンフエ通りを横目に、まだ日が昇る前のサイゴンの町を通り抜け、9日間の旅が始まりました。


同じくこの日からテト休暇に入る方が多く、ホーチミン市郊外に進むにつれて地元に帰省する人のバイクとバスで道は混雑していました。


また、今回はYouTube制作にも挑戦しようと決め、DJIアクションカメラをヘルメットの上部に装着し、9日間のツーリング旅を撮影したので、編集ができ次第、随時アップロードをしていこうと思います。

また投稿が始まればこのブログでも告知させていただきます。


魅惑のクメール遺跡群?!

「チャビン省にある18世紀に建てられたサレン寺院(写真:KAISEIWORLD)」の写真
チャビン省にある18世紀に建てられたサレン寺院(写真:KAISEIWORLD)

この旅第一の目的地は、チャヴィン省です。

ホーチミン市からおよそ120キロの距離にあり、当初の予定では休憩と朝食を加味して3時間半の所要時間を想定していましたが、結局渋滞に巻き込まれて、ホテルに到着したのは出発から6時間後の午前11時30分でした。


まず向かったのは、チャビン省で最も有名な寺院の一つとして知られているサレン寺院(Chua Sa Leng Cu)です。


18世紀に建てられたクメール古典様式の寺院は、400年かけて改修工事を重ね、荘厳な雰囲気と同時に、その独特な美しさを維持させながらまもなく完成の段階を迎えています。


クメール様式の寺院の多くが黄金色ベースに派手なデザインをしていることが多いですが、このサレン寺院はグレーを基調にオレンジ色の屋根が目立っているのが特徴です。


伝統衣装の着付け体験!

「チャビンの伝統衣装チョン・クバンの着付け体験をするKAISEIHẢI(写真;KAISEIWORLD)」の写真
チャビンの伝統衣装チョン・クバンの着付け体験をするKAISEIHẢI(写真;KAISEIWORLD)

ベトナムの伝統衣装としてアオザイが有名ですが、ここチャビン省ではシルクで仕立てられたチョン・クバンが、結婚式や行事事で着用される正礼装とされています。


京都を訪れる外国人観光客が着物の着付け体験をするように、チャビン省でもチョン・クバンを着て寺院で写真を撮ることができます。


サレン寺院を南に100メートルほどのところに衣装レンタルの店があり、一人あたり500,000ドンで借りることができます。

店内には女性・男性用合わせて50種類ほどの衣装が壁に沿って掛けられていて、好みの色やデザインを選ぶと店主が手際良く着付けてくれます。


男性衣装の場合、上下に分かれており、3メートルほどある生地を腰に巻きつけ、残った裾を股下に通して腰のところでベルトで押さえます。

そうすることで、スカート型ではなく股下が分かれたパンツタイプになるのです。


チャビン省の地元の人たちは少しシャイな性格のように見受けられましたが、慣れると外国人にも興味を示して笑顔で話しかけてくれます。

メコンデルタ地域に行く際にはぜひチャビン省にも立ち寄り、ベトナムとクメール文化の融合を味わってみてください。


それでは、Good luck!







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